2月9日

 来週はもう博論の公聴会だ。提出して2ヶ月弱だけど、もっともっと時間が経ったみたいだ。提出までの2, 3ヶ月はどうか早くこの地獄が終わってくれという気持ちと、締め切りがきてほしくないという気持ちに引き裂かれて本当に辛かった、ような気がする。そのときどんな気持ちだったかもうなんだかよくわからない。案外落ち着いていたような気もする。とくに逃避の欲求を含んでいるとき、ある種の感情は自分でそれとして捉えられないことがある。怒りならすごくソリッドにわかるのに。

 提出してからはあたう限り脱力して、寝て起きてご飯食べてゲームして散歩してという感じでやっている。この日記もその最大限の脱力の地点から書いている。自分がというより言葉が慰安を求めている気がして。言葉の慰安旅行。しかし来週は公聴会。口頭の議論では人生で最も厳密な言葉が求められる場と言ってもいいだろう。日記はそれが終わってから始めるべきだったのかもしれない。なんとかなるといいけど。

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カテゴリー: 日記