4月17日

 珈琲館。背中から老人3人の会話が聞こえる。誰かがゴディバの店がどうこうという話をした。他の2人はゴディバを知らないらしい。ゴディバが何の店で、どこにあるのかというやりとりが断片的に聞こえてくる。初めは1人だけが知っている話題だったはずなのに、話が積み上がり、そごうのあの店の向かいあたりにあるというところまで来ると、もうどの声が知っていた人のものなのかわからない。苺のヘタを噛み切るように途切れ途切れの言葉をテーブルに投げ合って、それぞれが勝手にそこから何かを拾って話している。知らないと言ってすぐググるよりこっちの方がずっとコンピューターっぽいなと思った。

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カテゴリー: 日記