5月9日

 夏物を入れた段ボールを引っ張り出して、冬物と入れ替えた。ダウンジャケットとかをクリーニング屋に持っていく。そういう時期だからか店の外に3組ほど並んでいて、前にお母さんと3歳くらいの男の子がいた。彼が店のガラス張りの壁に貼られた「翌日仕上」という丸くて太い字体の「日」を8の字になぞっているのを見ていた。カウンターには3人のおばさんがいて、会員証はあるかとか、これは「エクセレント」じゃないととか、ここの皮脂汚れがとか口々に言いながら、それぞれためつすがめつ服をひっくり返していた。はいとかお願いしますとか言いながら、もうその場で誰が誰か忘れそうだった。晩ご飯の買い物をして帰って何かどっと疲れたので昼寝をした。たくさん汗をかいて起きた。彼女が母の日だからと花をくれた。

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カテゴリー: 日記