6月3日

 2日の夜、仕事のあとしんどいと言って寝た彼女が起きてきて熱があるということだった。少しパニックになっていたので病は気からよと言って寝させた。昼に発熱外来から帰ってきたときには熱もだいぶ落ち着いていて、結果は翌朝までわからないけどまあ大丈夫なんじゃないかと話した。それでもぐったりして寝ていたので夜にひとりで散歩に出た。まだ8時過ぎなのに深夜1時くらいの感じだ。普段朝まで開いている居酒屋は普通に営業していて、夜閉める店はもう閉まっている。開いている居酒屋の前を通ると、女性がイヤホンをつけたままご飯を食べているのが見えて、ひとりだけやよい軒にいるみたいで不思議な感じがした。仕事帰りのようだし、自炊は面倒だしコンビニは飽きたしということかもしれない。出勤はあるのに店はすぐ閉まるというのは大変だろう。セブンでアイスコーヒーを買って公園で煙草を吸っていると、40歳くらいの女性がゆっくり走り抜けていった。コットンの半袖Tシャツを着た二の腕にスマホを入れるケースを巻き付けている。不慣れなフォームを見ているとそれを買ったときの微妙な葛藤が頭のなかに入ってくるようですぐに目を逸らした。翌朝病院から電話があって結果は陰性ということだった。

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カテゴリー: 日記