7月2日

 また一日雨。海野林太郎の個展「What You See Is What You Get」を見にいく。外苑前はぜんぜん煙草を吸うところがなくて、路地は路地であまりにプライベートな感じがするし、広いタイムズみたいな駐車場もないし、結局なんだか中途半端なところで吸う。傘を肘に引っ掛けて右手で煙草を、左手で携帯灰皿を持って。路上喫煙禁止とか明文化されたことより、プロクセミクス的な心理のほうがずっと強い(エドワード・ホールの『隠れた次元』はあらゆる古本屋で見かける気がする)。煙草が吸える/吸えない感じはルール上の喫煙可の区画の多寡とはあんまり関係ない。というか、プロクセミクス的な心理の強さ自体の否認の表れが現行の禁煙化なのだというのが「スモーキング・エリア」初回の主張だった。展示の感想はまた何か思いついたら書こう。夜中に雨が強くなって、サンダルでコンビニに行くと足がびしょ濡れになった。

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カテゴリー: 日記