9月20日

いつか気が向いたらここにドゥルーズ最速入門みたいな文章を書いてみようと思った。2000字上限で、経歴とか社会的、思想的な時代状況とか、他の哲学者との比較とか、あるいは彼自身の思想の変遷さえも触れずに、とにかく最速で最深部に達するためだけの文章。入門書ってたくさんあるけど、本だから長くしないとしょうがないし、でも本当は2000字くらいで掴めるか掴めないか、乗れるか乗れないかパッと判断してそれで入門ということでもいいと思う。原書を読むために入門書を読んで、それを読んでいるうちに原書を読みたいと思ったモチベーションがなくなっているということもよくある。ビビッと来たらすぐ原書という回路もあったほうがいい。それですぐ挫折してもそれはそれ。ということを寝ながら考えていて、そういうのをそれぞれの専門家に頼んで50人分くらい集めれば面白い本になるんじゃないかと思った。たぶん近代以降の哲学者に限定したほうがいいだろう。上述のルールを整えて明文化すれば競技性が高まるので書き手も腕が鳴るし、玄人筋の読み手もああだこうだ言って楽しいだろうし。ごちゃごちゃ言うくらいなら自分で書いてみろと言ってもいいくらいの分量だし、それが面白かったらそれはそれでいいことだし。でも2000字ってめっちゃ短い。まあいちど自分でやってみてまた考えよう。

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カテゴリー: 日記