10月21日

夕方の珈琲館。博論の序論を書き換えたものを見直す。おばあさんが「あんた手え綺麗やなあ」ともうひとりのおばあさんを褒めている。「肉があるからや」。この辺りに長く住んでいる様子で、かつ関西弁を喋る老人のグループをよく見かける。どういうルートで横浜にやってきたんだろうか。カルディでコーヒー豆を買って、スーパーできゅうりと挽き肉を買って帰ってご飯を作る。まず先日作った鶏ハムで棒棒鶏を作る。鶏ハムは鶏より作るときに出る出汁が美味しくて、昨夜はそれを使って水炊きにした。きゅうりを千切りにして、練り胡麻でタレを作って、細く切った鶏ハムにかけるだけ。挽き肉は麻婆茄子用。ちょっとだけ買い足してあとは家にあるもので作れるようになると料理が楽になる。途切れ途切れに作ってたくさん買って余ったものがダメになってを繰り返していると楽しくもないし上手くもならないと思う。この場合上手いというのは、台所のストックや調理器具と店にある食材とに関係を見出し、それを料理として具現化できるということだ。その意味で料理は近所のスーパーの棚を把握することから始まる。研究と似ている。

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カテゴリー: 日記