12月29日

昨日に引き続き西早稲田にコンサートを聴きに行った。今日は本番で、やはりお客さんと一緒に聴くと雰囲気が違った。演劇的な要素が組み込まれた公演で、チューバ奏者の坂本光太と演出家の和田ながらの共同制作で、坂本と俳優の長洲仁美によってそれぞれ15分ほどの作品が6つ演奏/上演される。パフォーマンス作品を生で見るのはとても久しぶりだった。それにしてもいつも気になるのだけど、実験的な演劇特有のクスクス笑いって何なのだろう。客席の数人がときおりクスっと笑っている。呼吸と楽音の関係をテーマにした作品を前にして、その鼻腔5センチ分みたいな笑いは何なのか、もっと真面目に聴けと思った。謎のクスクス笑いとフライヤーの束と、客電が灯って醒めた意識に流し込まれるアフタートークがなければ演劇はもっと良くなると思う。

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カテゴリー: 日記