日記の続き#69

午後4時。ファミマで『日記〈私家版〉』8冊の発送作業をしていつもの珈琲館に来た。 もう在庫は残り3冊だ。これが売れれば完売ということになる。あとは書店の在庫だけだ(もともと合計30冊ほどしか卸していないので、これもそんなにやきもきしなくてもすぐ売れるだろう)。発売からちょうど1ヶ月で365部売り切ったわけで、ひとりで作ってひとりで売った本としては上出来じゃないかと思う。とはいえもっとうまくやれたなと思うところはいくつかある。たとえば今回はどんなにお世話になっている人であっても献本はしないし、個人的な刊行の報告もしないという方針を立てていた。まあ方針というほど立派なものではなく、たんに自分の日記を読んでくれと言ったりましてや勝手に送りつけたりというのは変な話だなと思ったからだ。でも次にまた別の本を自分で作ることがあったら、プロモーションの種まきを刊行前からいろいろしておくべきだなと思った。今回は動き出しが遅かったので刊行記念のトークイベントや選書フェアが行われるときにはもう売り切れという変なことになってしまった。でもまさか書店から注文が来るとは思っていなかったのだ。いわんやイベントをや。まあ書籍に「絶版」はつきものだがそれを「完売」と言ってお祝いすることは見たことがないので、刊行&完売記念ということでやればいいのかもしれない。読みたきゃ全文ここにあるわけだし。

追記。午後10時。在庫ゼロになった。完売!