日記の続き#37

朝、『日記〈私家版〉』の本体が届いた。チャイムが鳴ってドアを開けるとおじいさんの配達員がぜえぜえ言いながら立っていて、ここエレベーターないんですよねと言った。そうなんですよ、あとは荷台から降ろしてくれれば自分で持って上がりますと言った。4階建てのアパートの4階の部屋なのだ。20箱くらいを10往復くらいで持って上がって寝起きから汗だくになった。そこからも結構大変で、まず本体にエディションを1冊ずつ間違えないように書き入れてこないだ届いて組み立てておいた箱に入れて、それをさらに配送用のクッション封筒に入れて、それをまとめてファミマまで台車で持って行ってファミポートでひとつずつ送り状を発行してレジで引き取ってもらう。BOOTHの匿名配送という仕組みが大量発注を前提としておらず時間がかかるし、ファミポートを占領するのも何度もレジに行くのも申し訳ない感じがする。部屋着で行ったからニートの転売ヤーか何かだと思われているだろうなと思った。やっとのことで50冊ぶんの配送手続きが終わって家に帰ってきてから、エディション1のやつは自分でとっておこうと思ったのに送ってしまったことに気がついた。それにしても部屋が日記だらけだ。