日記の続き#42

9時半に家を出て、10時10分の新幹線に乗って2時間きっかりで京都に着いて、京都駅伊勢丹の英國屋テラス席でチキンドリアを食べてコーヒーを飲んでこの日記を書いて1時半京都駅発のバスに乗って2時過ぎに立命館に着く。学期が始まって6週目くらいで往路のルーティーンは固まってきた。普段は何か決まった用事があると落ち着かないのでその時々の気分で動くほうが好きなのだが、何かひとつ決まってしまったら頭の中でそこからの逆算を繰り返して落ち着かないので、ぜんぶ決めてしまうほうが楽だ。それで、今英國屋で書いている。昨夜はよく眠れなかった。寝始めたらたくさん寝るのだが寝るまでに時間がかかる。たいてい何か考えていて、といっても不安や悩みではなく何かを思いつき続けて頭が興奮して寝れないことが多い。昨夜はこの「日記の続き」を本にするとしたらどういう構造にするか、どうやって(いくらで)作って何部刷ってどこで(いくらで)売ってどうプロモーションするかということを考えていたら夜が明けて、3時間くらいしか寝られなかった。こないだの日記についての理論的考察で外堀を埋めるように考えるより書きたいことのど真ん中から書き始めるほうがいいと言ったが、それは主題的・観念的な外堀の話で、方法論的・物理的なレベルにおいてはまず外堀を埋めたほうがいいと思う。というより、方法論的な外堀と主題的な中心を突き合わせて、そのあいだの中間地帯に準−道具的なものや準−概念的なものが繁茂し始めるのが面白いのだと思う。