日記の続き#98

疲れたので新幹線であたう限りだらっとしながらスマホで書いている。今日移動に費やした時間をカウントしてみよう。家と新横浜駅のあいだで30分×2、新横浜駅と京都駅のあいだで2時間×2、京都から立命館大までバスで30分、今日はそのあと京大に行く用事があったのでそこから30分、京大から京都駅まで30分の、合計6時間30分だ。立命館で授業をして、京大の左藤さんに呼ばれて研究室でポッドキャストを収録して、お好み焼きを一緒に食べて、新幹線に乗った。くろさきさんがラジオトークを再開していることに気がつく。話すことはフロントガラスに向かって話すことで、聴くことはサイドガラスから景色を眺めながら聴くことなのだという話。米原駅に停まる (米原が何県なのかいまだにわからない)。そう、これはひかりなので2時間30分かかるんだった。合計は7時間になる。彼といまむらさんと一緒にこだまに乗って福岡まで行ったのを思い出す。ときおり知らない駅で長い停車があってホームの喫煙所で煙草を吸った。たしかあれは2018年の夏のことで、彼らが京都から乗った新幹線に僕が帰省先の福山から合流したのだった。僕の彼女も一緒に来たがっていたのだが、彼女は彼女で帰省先で親知らずの治療をしていて、両親に止められて来られず、悔しいと言って電話口で泣いていた。それで初めてこのひとはすごいな、何か僕とはぜんぜんちがうエネルギーみたいなものがあるんだと思った。11時半くらいに帰ると彼女に連絡した。