日記の続き#105

また朝まで起きていて、布団に入ったがなかなか寝付けなかった。今年で30歳で、1ヶ月は31日だから毎日書けば0歳から30歳までのことが書けるなと気づいて、それでいろいろ考えていたら眠れなくなってしまった。「三月の5日間」ならぬ「八月の30年」という名前の日記内連載にしようとか、それぞれの年について何を書くかとか、アイデアと思い出が一気に押し寄せてくる。この日記の続きの書籍版レイアウトの案も思いついた。ポッドキャストの企画も思いついた。雑誌の特集も思いついた。父親が子供の頃、兄に脱穀機のなかに手を突っ込んでみろと言われて、突っ込んでみたら回転する歯で中指の先っぽが吹っ飛んだという話を思い出した。たしかに彼の右手の中指の先端から1センチくらいのところに傷跡が指輪のように一周していた。完全に切断されたがまた生えてきたらしい。父の昔話はケガの話ばかりだった。あと思い出したのは、小1の俳句を作る授業で、できたらそれを先生に耳打ちしにいくという仕組みで、そういえば「いいとも」のクイズもみんなタモリに耳打ちしていたということ。