日記の続き#107

先に用事で都内に出ていた彼女と合流して、国立近代美術館にリヒター展を見に行った。皇居のお堀のなかにあって、ぜんぜん日陰がなくて暑かった。そのあと神田でうなぎを食べた。リヒターを見てうなぎを食べるのはなんだか良い東京という感じがするし、うな重はアブストラクト・ペインティングに似ている。やっぱり日付がタイトルになった写真に絵の具を乗せたシリーズと線とモノクロのグラデーションで描かれたクレーみたいなシリーズが気になった。毎日できることにしか興味がもてなくなっているのかもしれない。でもこれが1枚数百万円するんだろうなと思ったらそれはもう日課とも呼べないなと思った。

リヒターや箸でつつけば土用の鰻