日記の続き#109

まとめて買った本が届いて、その10冊ほどを順繰りに読んでいた。ここ半年ほどいろんな新しい関心が生まれてまだばらばらとしているが、何かありそうな気がする。ざっと列挙すると統計学および計算言語学的なものへのエピステモロジー的な関心、ロジスティクスと理論空間のイメージの関係への関心、近現代の日本語環境への技術−言語学的(トーマス・マラニー)な関心、日記へのマイナー文学的な関心、語用論から見た分析哲学と大陸哲学の関係への関心、といったところ。2冊単著の依頼があるのだが、もともと博論本が終わってからやりますということだったし、こうした雑然とした関心を安直に切り出すことへのためらいもあってまだ取りかかっていない。現行の仕事としては博論本と共訳書と、いまは大和田俊との対談原稿の構成もやっていて、8月末までに渡すということになっている文芸誌の長めの原稿がある。今日は対談原稿を気軽に直してから博論本をやると、その気軽さが維持できてよかった。週1の京都以外どこにも出勤しないし依頼と打ち合わせと納品でしか仕事相手とも関わらないので自分でもなかなか気づかないが、僕は僕でいろいろやっているのだ。ぜんぜん忙しくはないが、つねに頭のなかがざわざわとしている。