日記の続き#115

倉敷のビジネスホテル。明日親と祖父祖母と会って昼ご飯を食べて、そのあとすぐ妻の実家がある松江に移動する。倉敷まで出てきて、ホテルの部屋に荷物を置いてから美観地区を散歩したがあまりに暑くて部屋に戻った。テレビで初代ウルトラマンの初回の再放送をやっていて、最初から最後まで見た。泥まみれになりながら馬乗りになったりボディスラムをしたりしていて、こんなラフファイトだったのかと思った。同じショットに同居しえない怪獣と人間が、ウルトラマンの登場とともに同居し始めることの興奮が醍醐味なのだろう。人間は万物の尺度であるという言葉があるが、それはこの尺度の形骸化でもあって、「人型」の誇張的使用による脱人間中心主義が…… とか考えながら昼寝をした。『シン・ウルトラマン』は結局まだ見ていない。晩ご飯を食べる場所をさがしつつ再度美観地区を歩いたが、閉まっている店も多くあんまりピンとこなくて、コンビニで買って食べることにしてファミマに入ったら今度は近くでやっていたらしい誰かのコンサートの客でごった返していて、もうご飯は後にしようといってまた部屋に戻って先にお風呂に入ることにした。大浴場に入ると洗い場で男が男の体を素手で洗っており、ぎょっとしたが改めて見るととたしかにひとりはおっさんだが、洗われているほうはおっさんとおなじくらい体が大きい息子とおぼしき12歳くらいの少年だった。サウナがあって、サウナも水風呂も苦手だったのだがちょっと我慢していちどちゃんとしたやり方で入ってみようと思って10分入って水風呂と休憩を3セットやってみたら気持ちがよかった。