日記の続き#116

移動と暑さで疲れていたのか昨夜は久しぶりに夜に寝て、朝起きた。倉敷から山陽本線に乗って鴨方駅で両親の車と合流し、昼ご飯を食べて実家でひとしきり話して、備中高梁駅まで送ってもらってそこからやくもに乗って松江まで来て、そこから今度は妻の両親の車で滞在先のマンション——かつて彼女の祖父が住んでいた——まで送ってもらった。去年もこの時期この部屋にいた。今年は宍道湖の花火大会が3年ぶりに開催されるらしく、それがベランダからよく見えるという。実家で去年帰ったときは入院していて会えなかった祖父にあった。ここ数年生気がなかったのだが最近透析を始めたらしく、胸に溜まっていた水も抜けて痩せて声に力も戻っていて、若返ったなと言った。居間でみんなで写真を撮った。祖母はあいかわらず元気そうだった。2時間ほどやくもに乗っているあいだ煙草が吸えないのがつらかった。高橋駅には蔦屋書店の大きな図書館ができていてそこにスタバも入っていて、知的な人たちはこういうのを馬鹿にするけど、こういう場所にこういうものができるのはすごいことだと思った。山の緑のまぶしさが、こないだいった相模湖と似ていた。