日記の続き#151

夕方、珈琲館で作業をしていると、声の大きいおばちゃん3人組が入ってきた。終始ジャニーズの話をしていて、店主から注意されるくらい大声で喋っていた。もともとカメ(亀梨のことだ)が好きだったのだが、上田の「担当」に変えるとライブ中にマイク越しに舌打ちをしてきたという話をしていて、ツイッターとかでそういう妄想を見かけるのとは違って、この3人のあいだでそうしたフィクションが共有されているということがとても不思議だった。たぶんジャニーズにひとがたくさんいるということと、一定の数のファンの親密な集まりとが対応していて、あちらの世間とこちらの世間とのトーテミズム的な照応関係がその集まりの数だけあるのだろう。帰って少し昼寝をして、せっかく昨日入会したのでジムに行った。10分走って10分自転車を漕いで、プルダウンとローイングと、ベンチプレスとデッドリフトとスクワットを無理のない重さでやった。とくにバイクとスクワットが面白かった。骨盤や背骨の角度を工夫すると肚から力が伝わる感覚があって、それはそこにある筋肉の発見であると同時に、内側に向けて何か未知の有機体が絞り出されるような感覚だった。あんまり慣れないでいたい。