日記の続き#156

この頃日記のモチベーションを見失っている。まあ良くも悪くも書けば書けるし、これだけやって半端にやめることのほうが心理的な負荷は高いわけで、あいかわらず大した手応えも見返りもなく続いていくのだ。ということと因果関係があるのかどうかわからないが、最近近所のスラム化が激しくなってきていると思う。家がある通りにはカラオケスナックやカウンターだけの居酒屋がずらっと並んでいて、夜中に歩くとドアを開けた店から絶妙に古い歌を酔っ払いががなり立てているのが聞こえてくる。歩き煙草は当たり前で立ち小便もよく見るし、道ばたのゴミ袋のあいだから鼠が飛び出してくる。というのはここに住み始めたときから変わらないのだが、家を出てすぐの角にある廃墟になったラブホテル——そんなものが近くにある場所に住むのもどうかと思うが——の軒先に数週間前からゴミが不法投棄されるようになった。家具から家電からコンビニのゴミまでがみるみるとうずたかく積み上がっていって、敷地からはみ出すほどになっていて近寄ると臭いし、ホームレスの荷物置き場にもなっている。それは本当に驚くべき速度でそうなった。