日記の続き#190

冷たい雨の日。傘を差してジムまで歩いて、ひとしきりトレーニングをして、外に出て閉まったビルの軒先で煙草を吸って、戻ってもうひと頑張りした。

ツイッターでたくさん見られているツイートに付いている名も無き人のリプライを見るのが好きで、マイナンバーカード義務化の話に、個人的には監視が多少面倒でも安心できて便利な社会のほうがいいと思うが、それはそれぞれの好みだと思うという旨の反応があって、「好み」という言葉にびっくりした。異なる立場の人間に理解があるような態度だが、「好み」と言ったとたんに、管理社会のなかで割を食うのは誰なのかということ、そこには「好み」など入る余地もないだろうことはスキップされる。でも世に言う「相対主義」とはこの程度のことを指しているのかもしれない。