日記の続き#222

新宿でひふみさんと多賀宮さんと会う。エジンバラで待ち合わせて、低劣な居酒屋に入ってしまいすぐ出て、行ったことのある居酒屋に移動すると今度は客が大声で痴話喧嘩をしている。外の喫煙所で煙草を吸っていると駐車場で電話をしている男が牛丼、とんかつ、タコライス、ガパオと叫んでいた。きわめて東京的な身の置き所のなさだ。花園神社の階段に座ってみるが寒く、『ノルウェイの森』に出てくるというジャズバーに移動し、終電間近になって黒嵜さんが合流した。大阪に帰る多賀宮さんをバスタ新宿で見送る。やはり東京と言えばバスタ新宿だ。浮腫んだ脚が並ぶアジール。もう12時を過ぎていたが連絡するとすぐに大和田俊と布施くんが合流して、エジンバラに舞い戻って朝まで喋った。黒嵜さんに会うのは半年ぶりだった。他の誰にも話せないような生煮えのアイデアもここでなら引き受けてもらえる。久しぶりにそういう自由を感じた。