日記の続き#260

日記についての理論的考察§19

2年も日記を続けていると、朝起きた瞬間からその日の日記を書き始めるような回路ができあがってしまう。極端に言えば、起きてすぐ書けと言われればまだ始まってもいないその日についての日記を書くことだってできるだろう。したがって日記を書くというのはその日が終わるまで日記を書いてしまわないようにすることでもある。寝て起きてから昨日の日記を書くことにしているのも、その日の内側で推敲と出来事の帳尻を合わせることが窮屈になってきたからだと思う。