日記の続き#271

いまだに「日記の続き」という名前に馴染めずにいるので#270でやめてまた普通の日記を丸一年やればちょうどぜんぶで1000日ぶんになるからここでやめるか迷ったのだが、このまま#365までやってあと100日ほどを博論本初稿のリミットとして考えたほうがいい気がしたのでそうする。

妻の実家で夕食に余った鰤の刺身をしゃぶしゃぶにして食べる。大きい画面のテレビがついていて、文脈のわからない会話が取り交わされていて、それだけでどっと疲れてしまった。ちゃんと見ない、ちゃんと聞かないということのほうが難しい。僕はリラックスするために非常な努力を要するタイプなのかもしれないと思う。喫煙や視線の操作、喋り出しの声の調子、いつのまにか身についたそういう作為的な手管を張り巡らせていて、最近はそれが逆にひとに緊張を強いることがあるということに気がついてきてしまった。どうすればいいのか。