日記の続き#275

横浜に帰ってきた。松江はずっと曇りだったので日光がありがたいが、日中ずっと商店街のスピーカーから流れる正月の琴の演奏が聞こえて気が滅入りそうになる。

「他人の日記」にさっそく6人くらい日記を共有するひとが集まっている。意外だったのはもとからウェブで公開している日記ではなく、個人的に書いている日記を共有するひとが多いことだ。僕はてっきり個人的に書いているひとはひとに読まれたくないひとだからこういう場には来ないだろうと思っていたのだが、そういうわけでもないようだ。ここ2年日記についていろいろ考えてきたけど、私秘性を所与のものとしないために誰にも読まれないままひたすら書き続けられる日記があるということをフレームから除外してきた。誰にも読まれないからといって誰のことも気にしていないかというとそうではないのだ。しかしなぜ日記は読者を求めるのか。