荘子くんの前の用事が押して収録まで時間ができたので、外苑前のベローチェで1時間ほど作業。隣の席の女性ふたりが子宮について話している。ほんとにこういうひとっているんだなと思うと同時に、それはなにかぼやっとした、捉えどころのない、しかしリアルな不全感からの出口を「子宮」として設定しているだけで、そういう口実は生きるうえで多かれ少なかれ必要であるし、難しいところだなと思う。
収録は終始ダウナーな感じで、とにかく今日は、あらゆるコンビニのガラスが結露するようなまとわりつくような湿気で、そういう気分が反映されるのはいいことだとも思う。
駅に戻っていると急に雨が本降りになって、カートに乗った外国人が陰鬱な面持ちで信号を待っていた。カートを乗り回すのは勝手だが楽しそうにしとけよ、と思った。