口座残高を見たら国民健康保険料がびっくりするくらい引かれており、何かの間違いかと思って料金の通知書を見るとその通りで、ほんとうに落ち込んでしまった。真剣に法人化を考えるタイミングなのかもしれない。しかし税金も保険料も、翌年払うためにちゃんと貯金を確保しておくという発想がまったくなく、入ったお金はほとんど小遣いみたいに捉えてしまっており、たぶん個人事業主としてやっているかぎりそのマインドセットから脱することはできないのだと思う。
今日はフィロショピーの日記講義で、デカルト、オースティン、ヒンティッカについてのレジュメを作った。〈コギト〉にはそこに至るデカルトの人生を全体化する自伝的な側面と、暫定的道徳によって炉部屋から出たり入ったりする日記的な側面があるというのは発見だった。疑う=思考する限りにおいてしか私の実在が明証的でないということは、逆に言えば私の存在の明証性はきわめて間欠的で、スカスカであるということだ。そしてその隙間風のようなものとして生が私を押し流していく。