夜中、また煙草をやめようという気持ちになって、煙草とライターと灰皿を捨てて、吸いにくい気持ちにするためにレンジフードに新しいフィルターを貼った。寝る前に明け方の街を散歩していると近所の店の軒先におじいさんが自転車を停めて座り込んでいて、なるべく大きい声で「大丈夫?」とタメ口で聞きながら、こないだもこんなことがあったなと思う。うんうんと頷いていたので放っておくことにした。コンビニに寄って紙パックのプロテインドリンクを飲みながら帰ってストレッチをして寝た。しかしさっき、馬車道のタリーズで作業をしていて吸いたくなったのでコンビニに買いに出て外で煙草を吸った。その間12時間ほどだろうか。まあ、寝る前と起きた直後に吸わないようにして、コンスタントに走っていれば調子に響くことはないと思う。
あるいは、夜中、『置き配的』の再校ゲラができたのでPDFを編集者宛に翌朝の送信予約のメールに添付して送った。ずーっと面白い本になったと思う。これほどひらめきに満ちた本は最近無かったのではないかと思うが、商業的にも学術的にもひらめき自体がうっすら忌避されている感じもあるので、そこだけは不安が残る。