ざっくり近況。先週『置き配的』の再校ゲラを返して、それで僕の作業はほぼ終わった。そこからデザイン等を詰め、予算に基づいて価格や部数が決まり、そろそろ刊行情報がリリースされる。前もどこかで言った気がするが、こんなに自分がこれからどうなるかわからないのは10代のとき以来だと思う。20代は働きたくないしお金がもらえるらしいという理由だけで大学院に行って、博士に入ったら学振ももらえて、『眼がスク』の話がきて、あとは博論を書いて本にするという、良くも悪くもなんにも考えなくても転がっていった。『非美学』刊行前後はコロナ禍も重なり体調的にも厳しかったが、もぞもぞいろいろ試していたおかげでもう自分は肩凝り腰痛が酷くなることはないだろうという自信を得られたのは大きい。ちょっと張ってきたら気づくし、なにをすればいいのかわかる。いまはフィロショピー第4期の準備をしている。これからどうするのか。事業として成立させるために頑張るのかこのまま気楽にやるのか考えどころだなと思う。『置き配的』もどうなるか。類書がないのでわからない。