10月22日

YouTubeで自分がぜんぜん知らない世界の、しかし聴いていれば構造は理解できる細かい話を聴くのがとても心が安らぐのだが、最近はよくプロ野球関係の動画を観ている。おすすめに出てきた2004年のプロ野球再編騒動を振り返る座談会の動画を観て、これはいまのところ最後にして最大の、いわゆる「自浄作用」がちゃんと機能した事例なのではないかと思った。ナベツネを中心とする球団オーナーたちが勝手に描いていた、段階的にチーム数を減らしてセパをひとつにまとめるという青写真に対して、とりわけ選手会長の古田がそのことの重大さを素早く察知し選手やファンを巻き込んで試合のストライキまで実施して踏ん張って、なんとかセパ12球団というかたちは維持された。それから楽天やDeNAといった新興企業が参入し、ここ数年のプロ野球の盛り上がりは、近所に横浜スタジアムがあるので僕もいつもすごいなと思って見ている。話を聴いていて、どうしてもいまの、高市が自民党総裁になって以降の野党のぐだぐだや、議席数を減らそうという動きを重ねて考えてしまった。

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カテゴリー: 日記