3月23日

 久々に夜書いている。もう朝4時だけど。いちど寝たのに体が震えるほどの空腹とともに1時間ほどで目が覚めることが2, 3ヶ月に一回くらいある。低血糖気味なのかもしれない。それでお菓子を食べる。今日は食べかけのポテチがあったのでちょっと湿気っているがそれを食べている。キーボードが汚れないように、つまんだ指でタイプしないようにしながら。お菓子がないときは近くのコンビニに行って、そういうときはいつもお菓子とコーラを買って、店を出てすぐコーラを飲む。痛いくらい喉が急に開いて、痛いくらい冷たい。それでもうほとんど満たされてはいるが、そういうわけにもいかないので帰ってだらだらお菓子を食べて寝る。今日は家にグレープフルーツ味の炭酸水しかない。家では炭酸水とコーヒーばかり飲んでいる。そういえば村上春樹の「パン屋再襲撃」も真夜中の空腹を扱っていた。空腹で眠れなくなった若い夫婦がパン屋を襲うべく車に乗る。開いている店が見つからないので妻がマクドナルドもパン屋だということにしようと言って襲う。店員はさして抵抗せず、奥の方でバイトだか客だかが居眠りしている。これはフランチャイズ店とその客の切迫したやりとりがマクドナルドという記号=資本のもとで空疎なものとなる、後期資本主義版カフカとでも言えるようなコント(小話)なのだろうか。そう言えなくもないだろうけど、そう言うことの馬鹿らしさもすでにこの話に含まれているだろう。ともかく今いちばん気になるのは彼らがコーラを奪ったのかということだ。

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カテゴリー: 日記