4月6日

珈琲館が珈琲舎になって、炭火珈琲が炭焼珈琲になった。いくつか花が贈られていて、看板が取り替えられている。でも変わったのはそれくらいで、店長は常連に珈琲館は以前から基本禁煙だったのだと話していた。お互いはにかみながら炭焼珈琲と頼む。『非美学』のあとがきを書き終わった。この店で書いてきたんだと思った。家と駅のあいだにあって、全席喫煙可で、進んで4人テーブルに通してくれて、通りに面したガラスから公園の大きな常緑樹が見えて、2杯目のコーヒーが半額になる。そして僕も独立した。これからはこの味なんだと思いながら炭焼珈琲を飲む。会計のときに炭焼もおいしかったですと伝えると、そう言ってもらえてよかったですと言った。

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カテゴリー: 日記