3月25日

 11時から修了証書の授与で、ほんとにもらえるのかと半信半疑で大学に向かった。教室にY-GSCの先生と修了生だけ集まって、みんなの名前が呼ばれるなかわりと本気でドキドキしていた。無事もらえたのだけどそれはそれで釈然としないものがある。それに研究も執筆も大変かつ重要なのはこれからだ。こないだ編集者が近所のコメダまで来てくれて博論の書籍化の話をした。短くても1年はかかるだろう。博論を出して3ヶ月、審査から1ヶ月ほど経ってやっと、目的地に到達できるか確かめるためだけに書かれたようなあの文章を人に読んでもらうためのものにするための距離感ができた気がする。闇雲にちょっと登っては降りテントを張って休んでを繰り返しなんとか登頂はできた。あとは最適なルートを設定して、歩きやすい道を敷設しないといけない。それがどんな山かわかるのはさらにそのあとだ。

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カテゴリー: 日記