3月28日

 あまりに書くことがなく、日記用のメモを見てみると「夕方足冷える」とあったのでそれについて書く。ようやく気温が安定的に高い時期に入ったようで安心している。やっぱり3月いっぱいは冬なんだと思った方がいい。11月はもうしっかり寒いわけだから結局半年くらい冬だ。そして冬は足が冷える。冷え性なのかもしれない。とくにずっと家にいると冷えのリズムと生活することになる。昼ご飯を食べるまではまあ大丈夫だ。だいたい夕方くらいになって血糖値が下がってくると足が冷たくなって、それでベッドに入って昼寝をする。起きて晩御飯を食べてしばらくするとまた冷えるのでお風呂に入って、それからまた冷えると寝る。分厚い靴下なりスリッパなりもやはり足自体が冷えるとあんまり意味をなさない。ともあれそういう冷えのリズムに追い立てられるような季節も終わって清々している。生理的に1日を分割するのは空腹と眠気だけにしてほしいと思う。ここ1ヶ月ほどはベランダから見える、10階建ほどの高さの長細い立体駐車場のビルがゆっくり解体されているのを煙草を吸いに出るたびに見て時間を感じている。2週間ほどかけて足場がだんだん高くなり、防音のシートが張られすっぽり建物が隠れて、傍にそびえるクレーンがそこにフックを垂らして少しずつ廃材を持ち上げてはトラックに積む。今は上部2階分くらいが取り去られたところだ。どれくらいの解像度の計画が必要で、どれくらい場当たり的にやっているんだろう。まったく想像がつかない。ともあれ近くで数ヶ月スパンの仕事の時間が流れていると自然にやる気が出る。

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カテゴリー: 日記