4月26日

 煙草を買いにすぐそこのまいばすけっとに出る。明るい月を見ながら1本吸ってから戻った。先日開設した日記掲示板に今日もたくさん投稿が来ている。何が起こっているんだろう。誰とも知らない彼ら彼女らに何かの責任を感じ始めている。義務感とは違う。この違いをすっきり説明できればいいのだけど。この日記だって毎日書く義務はないし、ずっと楽しいわけではないが毎日書いている。いつかこの日記のことを「自立した大人の仕事」だと思うと書いた気がするけど、確かに日々やっていることのなかで仕事だとちゃんと思えるのはこの日記だけで、そこに掲示板も加わった。彼らの多くはおそらくもともとこの日記の読者であり、このサイトのユーザーであり、日記仲間でもある。彼らの日記を読んでいると、いつも書いている自分の日記が、とても個人的なこととして書いているはずなのに、投稿された匿名的な日記の群れのなかに漂流していくような感覚がある。この日記を読む人のなかにも自分の日々の自分への帰属感が剥離していくのを感じる人がいるのだろうか。もしそうだとすれば、それはやはり立派な仕事だと思う。

(日記が仕事だと書いたのは2月24日の日記だった)

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カテゴリー: 日記