日記の続き#150

博論本第3章を書き終えた。1、2ヶ月前にもひととおり終わったと書いたような気がするのだが——具体的な日数を知るのが怖いので確認はしない——そこからの仕上げでいちから書くとき以上に苦労してやっと本当に終わった。いままででいちばんキツかったかもしれない。レクチャー原稿をもとにした博論版からの書きなおしの仕上げということで、それぞれの段階で幾重にもすでに書いたものや参照するテクストに寄りかかっていて、どんな問題に取り組んでいるのかということがぼやけているところがあり、それを引き剥がすのが作業としてというより気持ちのうえで大変だった。できていると言えばすでにできているものを解体して作りなおすのは——できてるでしょという言い訳は何通りも思い浮かぶ——最初に書くときのような高揚もないし、本当にしんどい作業だ。ともかく終わって安心した。なんだか嬉しくなってしまい珈琲館を出て昼ご飯を食べに行く道すがらにあったエニタイムのジムにふらっと入って入会手続きをした。