7月23日

東京の美術のひとからは本当によく雑な依頼が来る。雑な依頼が許される「友達の友達圏」で仕事が回っているのだろう。なまじっか人が多いのでそれで回ってしまうし、それだけで「シーン」があるように見えてしまうのが東京の嫌なところだ。友達の友達圏内で互いのメンツを立てながら仕事をしているうちに小さくまとまってしまうひとをたくさん見てきたが、友達の友達にはいちばん厳しくジャッジする目をもっていないといつのまにか自分のフィールドも狭くなってしまう。 友達とそれ以外でいいし、そう考えるべきだ。しかし歳を取ってきたからか、怒ることと呆れることの数が後者に傾きつつあると感じる。

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カテゴリー: 日記