9月28日

どうにも原稿が書けず、一日中エディタの前をうろうろしていた。自分がいま書こうとしているものの全体に照らした意味づけができず、というか、できるのだがそれは外在的なもののような気がして、日が沈むにしたがって胸の奥が重たくなっていく。あるいはそれは構成の問題ではなく、頭のなかにある言いたいことと論述対象の結びつけ方の、ゆるさの問題なのかもしれない。「証拠」を探す目で次々と本を開いては閉じる。悔しい。悲しい。30分ふて寝することにする。起きると妻が帰ってきて、今日はご飯が作れていないと言って一緒にやよい軒に行く。問題は、もう書いてしまった博論との距離なのかもしれない。博論の第6章を読み返す。もうできている。でもピントの合わせ方もフレームも違う。それがあたかもたんなる引用集であるかのように、使いそうな引用部分を端からドラフトに転写していく。今日はそれで書けたことにする。素晴らしい引用集だ。全体で25649字(前日比+1879)。

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カテゴリー: 日記