10月19日

まだ腰痛、首と肩の凝りとの闘いはうっすら続いていて、体の使い方でかなり楽になってきたのだが、あいかわらず寝付きは悪いし、もっとホーリスティックなアプローチが必要なのではないかと思い、漢方医に見てもらうことにした。日ノ出町に内科・漢方クリニックがあって、3時に予約して行く。問診票に体の不調を片っ端から書く。頭痛(夕方になると後頭部が痛くなる)、首・肩凝り、腰痛、寝付きの悪さ、慢性的な後鼻漏(上咽頭炎があると思われる)、これらにともなう倦怠感。こうして書き出してみると、当たり前だと思って引きずって過ごしてきた体が、こんなにも傷ついていたのかとかわいそうになってくる。医者は目つきのしっかりとした50がらみの男で、症状を確認し、僕を仰向けにして腹を触り、舌を見た。僕は東洋医学的に言うと「水」に偏りがあるようだ。葛根湯加川芎辛夷という漢方を2週間処方される。

カフェドクリエで作業し、有隣堂に寄って文房具を見る。クリップとボールペンが一緒になったゼブラのPitanという商品が出ている。磁石でペンを固定するホルダーを薄いクリップでノートのカバーに挟んで使うものだ。基本的にパソコンと本を往復する仕事で、そのあいだでノートとペンをどう位置づけるかいまだにしっくり来ていない。思えば小学校このかたノートと筆箱との距離を病んでいる。どうせそんなに使わないだろうなと半分諦めながら買って、ドトールに入ってノートに装着してみる。そのまましばらくノート上で原稿の続きについてスケッチして、まあ、仮にこれっきりでもいいのだと思った。

夜、揉まずに皮膚の表面を撫でるだけのリンパケアについて調べて、「スピノザと迷走神経政治学」というタイトルを思いついて寝た。

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カテゴリー: 日記