11月27日

朝早めに——といっても9時頃——起きて、授業の準備をする。ドゥルーズの『哲学とは何か』をもとに、戦後の哲学の自己批判ムードのなかで、なぜドゥルーズは素朴に〈哲学すること〉に向かったのか、哲学とは何か、哲学が作る「概念」とその体系とはどういうものか、哲学の内的な多元性と哲学と他のものとの多元的な共存はなぜ両立すべきなのか、ということについてworkflowyでまとめて、それをそのままスクリーンに映して喋る。最後に「触発の自由」と「仕事の自律性」という言葉で、なぜドゥルーズが哲学、科学、芸術の関係を「非」という言葉で特徴づけているのかということを話す。哲学が他のものから触発を受けるのはいいことである。しかしそれは往々にして、哲学が当の他者を「説明する」とか「基礎づける」とかいうかたちで包摂にすり替わったり、あるいは当の他者にこそ世界の真理があるのだと自分を投げ出してしまい、自分は自分の仕事をするべきだということから逃げる口実になってしまう。それはある種の照れ隠しというか、ナルシシズムへの恐怖というか、心の弱さなのだ、ということまでは言わなかった。いつも講義のあとはコーラが飲みたくなる。帰りに関内で降りてマックに寄って、コーラをLにしたダブルチーズバーガーのセットを食べた。

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カテゴリー: 日記