12月2日

外に出て、妻に昼ご飯はどうするかと聞かれる。久しぶりにモスバーガーが食べたいと言って、横浜橋商店街を南に下る。途中にしばらく前にできた、ふだん出かける方向とは逆にあってまだ入ったことのない「象の旅」という小さな本屋があって、入ってみることにする。山内朋樹さんの『庭のかたちが生まれるとき』とフォークナーの『野生の棕櫚』を買って出る。植物つながり。小説はなるべくここで買うようにしようと思う。モスで照り焼きチキンバーガーを食べて、珈琲館で本を開くと、植物だけでなくふたつの系列が章ごとに交代する構成も2冊に共通していた。日記よりツイッターに向いた出来事だ。並べて写真を撮って、「植物つながり、と思って買ったら章ごとにふたつのテーマが交代する構成も共通していた」とかなんとかつぶやく。山内さんが見てくれるかもしれないし、この構成は「言葉と物」でも使っている。そういうことが頭のなかで一瞬で計算されるようになっている。いやはや。本をしまって作業に取りかかった。

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カテゴリー: 日記