3月16日

夜中2時半に起きて、朝寝る黒嵜さんと『非美学』ゲラ検討の2回目。僕は彼と「ひるにおきるさる」というメディア(?)をやっている(?)わけで、謎の後ろめたさもあるがともかくこの時間であればゆっくり話すことができて、こないだ同様5時間喋っていた。コメントをもらったのは第2章で、思えば、この章の原型の原型の原型は、2016年の秋に青山学院大であった表象文化論学会で発表したもので、そこには友達になったばかりの黒嵜さんも聴きに来てくれていたのだった(それが論文になり、博論に組み込み、書籍化される。それぞれ大きく書き換わっている)。僕は24歳で、黒嵜さん(28歳だ)と今村さんとろばとさんが一番前の席に座ってニコニコしていたのを覚えている。ひふみさんや大岩さん、いぬのせなか座の山本さん、鈴木さん、なまけさんに会ったのもたしかこのときが初めてだった。夜中、黒嵜さん今村さんひふみさんと行き場をなくして、僕はホステルのようなところを取っていて——当時まだ大阪に住んでいた——その狭いラウンジでしばらく喋っていたのだがそこで眠れるわけでもなく、彼ら3人は寝る場所を見つけるのが大変だったとあとから聞いて申し訳なく思ったのだった。

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カテゴリー: 日記