4月12日

妻と桜木町に出かけて『オッペンハイマー』を見た。3時半から7時前まで。いろいろ進めておきたい仕事もあったが、まあいいことにする。とても長いのでトイレに行きやすいように列の端の席を取ったが、案外大丈夫だった。ジンジャーエールも飲んだのに。平日の昼だからかIMAXの席はまばらで、黄金町の高架がロケ地になっているSTOP映画泥棒の映像を、いつも通りショットを数えながら見る。映画を見るのは久しぶりだった。わかったようなわからないようなという感触だったが、ちょうど現代における「理論」の地位についての原稿を書いていたこともあり、「実験」が苦手な「理論家」としてのオッペンハイマーの側面が強調されるたびに、理論がそのまま爆弾だった時代もあったのだなと思った。大岡川沿い、黄金町の高架の対岸を歩いて桜を見ながら帰った。

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カテゴリー: 日記