4月19日

夜、「言葉と物」の現時点でのドラフトを編集者に送る。これまでの締め切り間際の、自己評価を巻き込んだ心理的負荷はなくもがなのものだろうと、月末の締め切りの前に、いちどその時点での構想をかたちにする機会としてドラフトを見てもらうことにした。といってもその総量は3000字くらいで、種のようなものなので、結局これからボディを作っていくことになる。それでも3000字あるのは大きい。それに、ドラフトはworkflowyで書いているのだが、ようやく、ひとつの動作で階層を増やせるからといって、書き加えるたびにそれを前のものとの前後関係なのか階層関係なのかという意識が走ってしまうこと自体が邪魔なのだと気づいた。とにかく一文ごとに項を区切って下に下に並べていって、段落っぽいものの輪郭が見えたらそこで最初の文その他の文を吊り下げればよく、連想が飛んだら飛んだぶんだけ離れたところに置いておいて、それが本文か見出しかメモかということも、あとから決めればよいのだ。

封筒を買って帰ってほしいと妻から言われて、買って帰るとそれにTWICEのグッズを入れて何人か他のファンに送っていた。余ったグッズをそうして無償でやりとりしたり、売るにしても定額で、ライブで会ったらお菓子を渡しあったりしている。アイドルのグッズ商法というと転売の巣窟になっているようなイメージがあったが、そういう互酬性のネットワークもあるみたいだ。ビニールのスリーブに入れて、短いメッセージを添えて、封筒に入れる。お歳暮みたいだ。

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カテゴリー: 日記