6月6日

12時に日記を書くと言っていたのに、もうそれを忘れていて1時になってしまった。今日は何があったか。いつもの珈琲館に行くと、いつも通り繁盛していて、いつもは空いていれば4人席に通してくれるのだが、今日は小さいテーブルの2人席しか空いておらず、こちらでいいですかと聞かれ、ぜんぜんいいですよと言い、博論本第5章の原稿に取りかかる。もう何度目かわからないが、いったいこの章は何がしたい章なのか確認するために、プリントアウトした途中の原稿を読み返しながら、ノートに論点整理とアイデア出しを兼ねたようなものを書き留める。この頃はコピー用紙8枚を冊子状に綴じたものをノートにしている。8×4で32頁。4枚でも事足りるかもしれない。普通のノートの、始めと終わりがあるという抑圧は結構大きいし、自分の気分のスパンより広い時間軸の痕跡がそこにあるというだけで手に取る意気を削がれる感じがする。裏紙以上ノート未満のこの感じがいまはしっくりくる。パソコンを開く気にもなれずそのまま作業をしていると、店長が空いた4人席に移りますかと声をかけてくれた。ありがとうございますと言って荷物を移動して、お礼のしるしにおかわりを頼んだ。しばらくすると雨が降ってきて、家に帰って洗濯物を取り込んだ。

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カテゴリー: 日記