6月22日

アーユルチェアーの話。しばらく前に腰痛が出て、鍼に行ったりストレッチをしたりしてよくなってきたのだけど、普段の姿勢から変えるべきなのだろうと思い同じ時期にアーユルチェアーという椅子を買った。前の椅子はふつうのオフィスチェアーで、外国製だからか座面がやけに広く、いきおい前側に座るので背もたれに寄りかかると骨盤が後傾しやすいし、座面がかすかに前に向かって登り坂になっており、腿の裏側が圧迫される感覚もあった。それで腰にいい椅子を探して見つけたのがアーユルチェアーで、メルカリで中古品を買った。特殊な形の椅子で、縦半分に割れた硬い素材の座面によって両方の座骨をしっかり乗せる感覚がつかめるようになっていて、骨盤の背面のみをホールドするような低い背もたれがついている。最初のうちは硬くてお尻が痛いし、変なところに力が入るからか股関節回りが筋肉痛みたいになったりしたのだが、数週間経って慣れるとともに、普段の姿勢をセルフモニタリングできるようになってきた。歩くときの脚の軽さまで変わってきて、股関節から下腹部にかけてのあたりで筋や骨の地勢図が移り変わっているような感覚もある。というような話を妻にすると、どうしてそういうところだけ素直なのかと言われた。どうしてこういうところだけ素直なのか。

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カテゴリー: 日記