8月20日

元町にある2度目の美容室に髪を切りに行く。どうするかと聞かれて、がっつり切ろうかなと思って、暑すぎるのでと言う。横と後ろは1センチくらい、トップは2センチくらいで、最近よく見るフェードみたいにかっちり刈るのではなく、伸びかけの坊主みたいな、どっちかというとパンクの人がするようなざくっとした感じにしようと、カタログを見ながら話し合って切り始める。美容師はニューバランスのスニーカーの型を(忘れました。スエードがぼそっとしているのが気に入って)、ズボンのブランドを(ATONの毎年出ている型で、ストライプシャツの生地をそのまま使っています)、靴下のブランドを(MARCOMONDEっていう日本のブランドで、昔からよく買っています。プレゼントにもいいですよ)聞いてきて、服の話になる。僕は毎日のようにセレクトショップやブランドのサイトを回遊するくらい服が好きなのだが、普段誰ともそういう話をしないのでいきおい話し込んでしまう。気付くともう切り終わっていて、顔に無数の短い髪が張り付いたまま、眼鏡を着けて鏡を見る。変ではなくて安心した、というか、髪が短くなったからってそんなに変わらないものだなと思った。シャンプーをしてセットしてもらって店を出る。髪を短くしようと思ったのは、なんというか、いろんな意味でごまかしが効かなくなる年齢にこれから突入していくなと思ったからだ。若者らしい暗さに寄りかかっている中年を見るのはキツいし。

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カテゴリー: 日記