10月17日

京都に向かう新幹線で書いている。スタバでカフェラテを、ホームの崎陽軒でシュウマイ弁当と水を買った。EXカードでチケットを買うとポイントが貯まって、普通の指定席の料金でグリーン車に乗れるのだが、それでいまグリーン車に乗っている。のぞみだと1000ポイント必要で、ひかりだと800ポイント。だから800ポイント貯まるごとにひかりのグリーン車に乗っている。毎週新幹線に乗る生活もたぶんもう少しで終わる。

というところに昨夜、東海道新幹線の車内喫煙ブースがなくなるというニュースが流れてきた。僕が修士の頃にはまだ車両まるごと喫煙可の新幹線もあった。全面喫煙から分煙へ、そしてブースへの閉じ込めからローラー作戦的な全面禁煙へ。このうち分煙(分割)からブース(閉じ込め)への移行にこそクリティカルな分岐を見るべきで、だからこそ分煙の意味をあらためて説くべきなのだということは「スモーキング・エリア#1」で書いた。

煙草は、炭坑内の酸素の有無を調べるためにかかげるロウソクのようなもので、つまり、煙草が吸えないような場所は煙草だけでなくいろんなものについて「できなくする」ことに余念がない空間だ。われわれはロウソクが消えるのを見て、非喫煙者よりずっと手前で引き返す。小さな舌打ちとともに。

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カテゴリー: 日記