12月21日

なんだか妙に急かされるのでやったほうがいいのかと思いiPhoneをアップデートすると、ホーム画面に「ジャーナル」というアプリが追加されていた。開いてみるとその日の行った場所や撮った写真を自動的にセレクトして、日記をつけるのをサポートするアプリらしい。調べてみるとサードパーティ向けのJournaling Suggestions APIも公開されているようだ。ちょうど「日記と哲学」の授業の初回で、「君らのiPhoneは君らがどこに行ってネットで何を見て誰にどういうメッセージを送っているか理論上知ることができて、Apple Watchがあれば脈拍の上下までわかる。ここにARグラスが追加されることを考えてもいい。デバイス内外の行動履歴と生理学的データ、映像と音声をもとにAIが日記を代筆することは技術的にはすでに可能であるだろう。村上春樹風の日記を書いてくれと言えば、勝手に自分の一日を村上春樹的に書いてくれるかもしれない。そういうものがあったら使いたいか」と聞くと、誰の手も上がらなかった。「であれば逆に、なぜ自分で書くのか。しかも進んでSNSのようなひとの目に触れる場所で」、と聞いた。その直前にSNSをやっているひとの数を調べたら、200人全員が何かしらやっていたのだ。「この授業ではそういう、書くこと、書かされること、プライバシーと自己提示、それらと社会や技術の関係について考えます」。以下Appleの記事より引用。

パーソナライズされた提案と、振り返りを促すプロンプト

賢く厳選されるパーソナライズされた提案は、初めて訪れた場所、撮影した写真、演奏した曲、達成したワークアウトなどのモーメントをユーザーが思い起こして書きとめるのに役立つよう設計されています。ユーザーのアクティビティにもとづく提案には、有意義な洞察を可能にするために書くことを促すプロンプトや、ユーザーが感謝、思いやり、目標などに意識を向けるのに役立つ、日々の振り返りを促すプロンプトが含まれます。ユーザーは「提案」に表示されるコンテンツの種類をコントロールでき、自分が選んだ「提案」でジャーナルを作成できます。

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カテゴリー: 日記