2月5日

夜にズレ込んだ昼寝から起きると朝4時で、布団のなかで、昼寝と夜の眠りが一定の期間で反転するこのシステムについて、これは地軸の傾きによって夏と冬が行ったり来たりするシステムと似ているのだろうかと考えていた。今日は妻の誕生日で、この冬でいちばん寒く、雪が降るという。布団から出て横国の授業のレジュメを作る。雨靴にもなると思って買ったがいちども履いていなかった雪用の靴を履いて外に出るともうみぞれが降っていた。家を出てすぐのセブンイレブンで煙草を買って向かいのパチンコ屋の軒先で吸う。入口に乗り捨てられた電動車椅子が濡れていた。横国に登るときには雪が乾き始めて、アスファルトの上を小さな白い粒が虱のように跳ね回っている。最後の授業をして、ずっと押していなかった出勤簿のハンコを押しに行くと嫌な顔をされた。道路には透明に、畑には白く雪が積もっている。気付くと傘が重くなっていて、高速道路が屋根になっているところで地面に叩きつけて雪を落とした。横浜駅の高島屋でケーキと、自分用の弁当を買って帰って、やっと今日最初のご飯が食べられる。オンライン開催に変更になった郵便本講読の準備をして、8時から10時まで喋って、妻とケーキを食べて、すぐに寝た。

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カテゴリー: 日記