4月2日

思うように文章が進まず、散々な気分の一日だった。夕方にちょっと寝て起きて、困ったら誰かに相談すればいいんだと思った。それでもう相談した気になって気持ちが楽になってまたパソコンに向かった。結局字数は増えても、どこからどこに向かっているのかわからないままだ。書けないときに、それが能力の問題として自分に跳ね返ってくるのは、とても幼稚なことなのではないかと思った。僕の能力がどうであれ、仕事なんだから納品せねばならず、そのクオリティは僕が僕について思っている能力とは関係ないのだ。勝手に宿題モデルで考えて自分をジャッジしようとしているのは僕のほうで、しかしこれは宿題ではなくプロダクトで、僕のちっぽけな自尊心のためのテストではない。計画、分割、相談だ。計画、分割、相談。具体的にはたとえば、毎月末の締め切りの前、20−25日あたりにプレ締め切りを設定して、そのタイミングで編集者の意見が聞けるようにあらかじめスケジューリングしておいて、月初から毎日時間を決めて、作業のログと明日の自分への申し送りとともに書いていけばいい。毎月1万字のまとまった論考を書くなんて、それはもう「事業」なのだ。初稿を自分のものだと思うところからあらためたほうがいい。

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カテゴリー: 日記